留置所への差し入れ用に用意した衣類ですが、もともとの包装(透明ビニール)に入ったまま留置所の担当官さんに渡してよいでしょうか?
多くの留置所では、衣類の包装(ビニールや紙)から出して、値札やサイズの書かれた紙も取り外してから差し入れるように指導されます。
衣類に縫い合わせてあるサイズタグや原材料表・洗濯表のタグはそのままで良いところが多いですし、切り離して差し入れてもよい施設も多いです。
しかし中には、原材料表や洗濯マークのタグを切り離してはいけないと指導される施設もあります。
衣類にタグが付いていると、気になる人なので、出来れば切り取って差し入れたいと思っていたのに。
施設のルールに従わないと、差し入れることが出来ないため、あきらめるほかありません。
【洗濯マークを切り離してはいけない理由】
大勢の洗濯物を一斉に大型の洗濯機・乾燥機で処理するために、色落ちや大幅な型崩れ、衣類へのダメージを防ぐ目的で、切り取らずにそのまま差し入れるように指示される場合があります。
一部の施設では、施設内で使用している衣類とほぼ同じ色・形・デザイン。サイズでないと、差し入れできないような厳しいルールのある刑事収容施設宛も存在するため、注意が必要です。
知らないことが多くて、差し入れするにも、とても手間がかかりますね。
【まとめ】衣類を差し入れるときの注意点
- 包装ビニール袋や紙袋、台紙は取り除く
- 値札やサイズ札はあらかじめ取り除く
- 縫い合わせてあるサイズタグや洗濯マークタグなどは基本的に切り離さなくてよい(一部切り離してはいけない規定のある施設もあります。)
- 衣類には種類別に、施設ごとに異なるルールがあるので確認が必要
- 包装などを取り除かなくてもよいとされる施設への差し入れであっても、担当官の心象をよくするためにも、できるだけ取り除いた状態で差し入れるほうが良い