留置場での服装制限

服装制限 留置所

留置場に入れられてしまいますと、逮捕時に来ていた服は基本的に留置場では取り上げられてしまい、留置場で決められた服装しか着用できません。

留置場では、自殺防止や治安維持のために服装は厳しく制限されてしまいます。

ボタンや金属・プラスチック製の飾りのついたものは禁止、フード付きの物も禁止、紐のついたものも禁止、伸縮性の良い生地は禁止など、通常の生活で着用しているものは留置場内では利用できません。

留置場の服装制限は、裁判中に勾留されている「拘置所」よりも厳しく、スウェット・下着以外はほぼほぼ禁止されている状態です。

男性よりも女性の方が規定が厳しい場合が多いようで、ブラジャーはほとんどの留置場では利用できません。(内蔵されているワイヤーなどが凶器などになる場合があるためです。)

留置場内では貸し出されたもの・差し入れされたもののどちらかを着用することとなりますが、多くの留置場では全員、次のような服装で過ごすこととなります。

【留置場で許可されている服装例】
下記例は、一部の留置場での規定となっており、すべての留置場で適応されるわけではありませんのでご注意ください。

スウェット上下フードや飾りのついていないシンプルなもの。
基本的に無地でないといけません。
留置所によっては、ポケット付きのスウェットも禁止される場合があります。
Tシャツ半袖Tシャツのみ。ロングTシャツは自殺防止のため利用できない留置場がほとんどです。
伸縮性の優れたものは自殺防止のため禁止。
ポケットや飾りのついたものは禁止。
女性の場合、ブラをつけられないので、白以外の厚手Tシャツでないと、利用できません。
パンツ男性の場合、ブリーフ・トランクス・ボクサータイプのものがそれぞれ利用可能ですが、ローライズの物や特殊な形の下着は禁止されます。
ある程度の柄やロゴ・単色でない場合でも利用可能な留置場が多いようです。
女性の場合、ジャストウエストの物でなければいけません。ローライズやビキニタイプは利用不可で、脚ぐりの部分はハイレッグの物は禁止。もちろん、Tバックなどの特殊な形状の下着は禁止され、マタニティータイプや生理用の下着も禁止されています。
また、男女ともに伸縮性に優れているものは禁止されています。
靴下ロングタイプの靴下は自殺防止のため禁止されています。
多くの留置場ではくるぶしが見えるタイプの靴下のみ許可されていることが多いようです。
極端に厚手の靴下は禁止されることがあります。

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留置場に入る時に、すべての衣類をいったん脱がされ、危険物を所持していないか細かくチェックされます。

留置場に入るにあたり来ていた衣類は取り上げられて、留置場から貸し出されたスウェットや下着を着用しますが、使い古された下着を着て生活をしなければいけません

多くの留置場では毎日着替える分の下着を貸し出してはくれませんし、洗濯は週に1回程度なので、差し入れ品がない限り毎日着替えが出来ません。(もちろん、着替えの最中はきっちり担当官によって厳しく確認されます。)

また、病気やケガなどで、サポーターなどを着用しなければいけない場合は、医師の診断の元、利用が認められることもありますが、一般的な腰痛やひざの痛みで普段から利用しているという理由だけではサポーターなどの利用はできません。(※あくまでも医師が認めないと許可してもらえません。)

高齢者になると、紙おむつを利用している方もおられますので、この場合は留置場より紙おむつが提供されます。

留置場内での入所者間で、衣類の貸し借りは禁止されていますので(貸し出し品であっても)、差し入れ品を提供してもらえない方はとても苦労されます。

このように、留置場では衣類の制限がとても厳しくなっていますが、自殺防止や治安維持のために仕方のないことです。

但し、拘置所では、Yシャツの利用や長そでTシャツ、スウェットでないズボンなどの利用が認められていますので(ネクタイやフード付きや紐のある衣服は同じく禁止ですが)、留置場が特に服装制限が厳しいと言われています。

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