留置場からの電話連絡はできる?家族への連絡手段をわかりやすく解説

留置所

留置場での家族との連絡手段について解説します。家族が逮捕された際、どのように連絡を取ることができるのか、面会や手紙のやり取りについて詳しく説明します。

家族が逮捕された!まず何をすればいいのか

突然、警察から「ご家族が逮捕されました」と連絡を受けると、何をすればいいのかわからず混乱するかもしれません。まず、慌てずに状況を確認しましょう。

突然の逮捕、家族ができること

逮捕された本人はすぐに連絡が取れません。そのため、警察署に問い合わせて、「どの警察署に留置されているのか」 を確認することが大切です。警察官の話をメモし、後の対応に備えましょう。

逮捕から勾留までの流れ

逮捕後、48時間以内に検察庁へ送致されます。その後、裁判所が勾留の判断をし、最大で20日間留置場に拘束される可能性があります。この間、家族としてできることを知っておくことが重要です。

警察から家族への連絡は義務ではない

逮捕されたことを警察から家族へ必ず連絡しなければならないわけではありません。そのため、警察から家族へ連絡がされないこともあります。また、本人が家族への連絡を拒否した場合は、連絡されません。逮捕時に本人は「誰に連絡するか」を聞かれ、家族や弁護士を指定することができます。

留置場から家族へ直接電話はできるのか?

逮捕された本人は電話をかけられない

逮捕後、留置場にいる本人は家族や友人に直接電話をかけることができません。これは、証拠隠滅や共犯者との連絡を防ぐための措置です。

携帯電話やPCなどの通信機器は没収される

逮捕されると、所持していた携帯電話やパソコンは警察に押収され、本人は自由に連絡を取ることができなくなります。

家族が逮捕されたときの連絡手段

警察を通じて連絡を取る方法

警察署に問い合わせることで、留置場にいる家族の安否を確認できます。ただし、警察は基本的に事件の詳細を家族に説明しない ため、具体的な状況を知るには弁護士を通す必要があります。

留置場から弁護士に連絡を取る方法

逮捕された本人は、弁護士には連絡を取ることができます。弁護士に依頼すれば、家族への連絡の橋渡しや、状況の説明を受けることが可能です。

手紙でのやり取りは可能!手紙を出す・受け取る方法

家族や友人への手紙の送り方

留置場では、手紙を通じたやり取りが認められています。ただし、手紙の内容は警察の検閲を受け、問題がある場合は送付が制限されることがあります。

留置場のルールに従う必要がある

手紙を送る際は、警察署の指示に従い、定められた形式で送ることが求められます。また、手紙には事件に関する内容を記載しないよう注意が必要です。

弁護士への手紙は内容チェックなし

弁護士宛の手紙は検閲を受けません。そのため、本人の詳しい状況を知るためには、弁護士を通じたやり取りが有効です。

弁護士以外の手紙には事件のことを書けない

弁護士以外の家族や友人への手紙には、事件に関する内容を書くことができません。警察の検閲があるため、事件について詳しく書いた場合、手紙の送付が制限されることがあります。

接見禁止処分がある場合

接見禁止処分が下されている場合、弁護士以外の家族や友人との面会はできません。また、弁護士以外との手紙のやり取りも認められません。この処分は、証拠隠滅や共犯者との連絡を防ぐために裁判所が判断するものです。

手紙を書くための物品について

手紙を書くための切手・封筒・便箋は留置場で購入することも可能ですが、お金がない場合は使用できません。家族や友人が差し入れをすることもでき、「さしいれや」からもお届け可能です

面会の方法と注意点

面会できるのは誰?

留置場では、家族や親族、友人や知人 も面会を申し込むことができます。ただし、留置場によっては、事前に電話で面会の予約を行う必要がある警察署もあります。

面会の申し込み方法

警察署で面会の申し込みを行い、決められた時間内に訪問します。ただし、混雑状況によっては、すぐに面会できない場合もあります。

面会の際の注意点(時間・回数制限など)

面会時間は1回15分程度 で、1日に面会できる人数にも制限があります。また、警察官の立ち会いのもとでの面会となるため、弁護士以外との面会では事件について話すことはできません。

弁護士に依頼するとできること

弁護士経由での連絡手段

弁護士は逮捕された本人と自由に面会でき、家族への連絡の手助けをすることができます。

弁護士面会のメリット

弁護士は事件の状況を確認し、適切なアドバイスを提供できます。また、本人の状況を家族に伝える役割も果たします。弁護士との面会には回数制限がなく、1回の面会時間にも制限がない ため、十分な時間を確保して話すことが可能です。また、24時間いつでも面会が可能 なので、早急に対応を求める場合にも有効です。

まとめ:家族が逮捕されたら冷静に対応しよう

留置場での対応は複雑ですが、落ち着いて行動し、正しい手順を踏むことで、家族としてできることは多くあります。状況を理解し、適切な対応を心がけましょう。

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