留置所への差し入れ品として衣料品は認められていますが、種類やデザイン、色・柄、数量に制限があります。

留置所では、衣服や下着まで、過去に何人も利用した着古されたものを貸し出され、誰が着たのかわからないものを着て過ごさなければならないと聞きました。
普段使っている衣服や下着を差し入れてあげることは可能でしょうか?

留置所への衣服、下着の差し入れは認められていますので、可能です。
しかし、自殺防止や治安維持の観点より、紐や金属、ボタンなどの装飾品が付いている衣類は差し入れできません。
留置所によっては、デザイン・色・柄の制限があり、事前の確認と適応品の準備が必要となります
留置場での衣類の規定例
- 差し入れ可能な衣料品は、スウェット上下、Tシャツ、パンツ、靴下のみ
- パーカーや紐、金属やプラスティックの装飾品、ボタンが付いたものは禁止
- 蛍光色など派手なものは禁止
- 奇抜なデザインは禁止
- ブラジャーは禁止(女性)
- 紐状の下着は禁止 (女性)
- 股浅の下着は禁止(女性)
- レースやリボンのついた下着は禁止(女性)
- 生理用品の入る下着は禁止(女性)
- 白のTシャツは禁止 (女性) ←ブラジャーが利用不可のため、胸がすけて見えてしまわないように
- 丈の長い靴下は禁止
- 靴下の丈は10cm(プラスマイナス1cm以内)
- 靴下はくるぶしが見えないもの
- 靴下はくるぶしが隠れるもの
- 過激なメッセージがプリントされた衣類は禁止
- 指定箇所以外の加工がされた衣類は禁止
- 留置所内で使用されている衣類とほぼ一致しないと差し入れ禁止
- 洗濯乾燥可能タグが付いている衣服でないといけない
- 色落ちするプリントや柄の衣類は禁止
※すべての留置所で上記の規定が当てはまるわけではありませんが、治安維持の観点より、差し入れ可能な衣類は厳しく制限されています。

普段使っているものは、ほとんど差し入れできないんだね。
規定に合わせた衣類を用意するのもとても大変ね。

留置所では、洗濯はしてもらえるの?
あまり洗濯しないのであれば、たくさん差し入れしてあげないといけないね。

多くの留置所では、週一回程度洗濯ができます。
毎日清潔な衣類を身に着けるには、1週間分の着替えを差し入れる必要があります。
また、数カ月にわたり留置所で生活をしなければいけない場合は、洗濯乾燥で衣類が傷みやすくなるため、何度か差し入れる必要があります。
一度に差し入れ可能な衣料品の数は、3日分や7日分と、留置所によって規定が異なります。
間違って多く持って行ってしまうと、一度持ち帰り、後日差し入れなければいけません。
又、郵送で規定よりも多くの衣類を送ってしまいますと、すべて返送されてしまいますので、注意が必要です。(規定数量内のみを差し入れて規定外を返送など、留置所では忖度してもらえず、すべて不合格扱いで返送されてしまいます。)
差し入れ代行専門の「さしいれや」では、日本全国の留置所のルールをしっかり把握・確認し、適応品をルールにのっとってお届けしておりますので、安心してご利用いただけます。