逮捕された家族との面会時に気をつけたい会話のポイント

留置所

家族が逮捕された際、面会時に注意すべきポイントについて解説します。一般面会と弁護士面会の違いや、面会時に避けるべき会話例など、知っておくべき重要な情報をまとめました。

突然の逮捕…家族と面会する前に知っておきたいこと

家族が突然逮捕されるというのは、誰にとっても衝撃的な出来事です。何をすればいいのか、どこに相談すればいいのか分からないのは当然です。まずは落ち着いて、面会のルールや注意点を理解することが大切です。本記事では、一般の方でもわかりやすいように、面会時に気をつけるべきポイントをご紹介します。

面会の基本ルール:一般面会と弁護士面会の違いとは?

面会には「一般面会」と「弁護士面会」の2種類があります。

一般面会家族や友人などが行う面会で、警察官の立ち合いがあります。
弁護士面会弁護士が行う面会で、立ち合いがなく、プライバシーが守られます。

一般面会は制限が多い一方で、弁護士面会は自由度が高いという違いがあります。

一般面会で気をつけたい8つのポイント

面会できる曜日と時間帯

面会は平日の決められた時間帯に限られることが多く、施設ごとに異なります。

土日祝日は面会できず平日のみとなります。
多くの留置場で面会の受付時間は、9:00~11:30、13:00~16:30までである施設が多い。12:00~13:00は昼休みのため面会不可となります。

面会前に確認しておくべきこと

面会可能な時間、必要な身分証明書、持参物のルールを事前に確認しましょう。一般面会では、顔写真つきの身分証明書(運転免許証やマイナンバーカード)を持参することが必要です。

面会人数と時間の制限について

一度に面会できる人数は2〜3人まで、時間は10〜20分程度が一般的です。

留置場に設置されている面会室には限りがありますので、面会者が多い場合などは、面会時間が短縮される可能性があります。

事件内容はNG!避けるべき会話とは?

事件の詳細について話すことは禁止されています。励ましの言葉を中心にしましょう。

本来であれば、事件のことを聞きたいのは山々ですが、グッと我慢してください。

ご家族・ご友人としては、下記のことを伝えてください。

  • 家族は元気にしているなど、近況を報告してください。
  • 体調不良になっていないか気遣ってあげてください。
  • 体調が悪いのであれば、留置管理官や定期健診を行っている医師に相談するように伝えてください。
  • 衣類や下着は足りているのか?差し入れができることを伝えてください。
  • 読みたい本があれば、差し入れができるので聞いてあげてください。
  • 手紙のやり取りができるので、住所を伝えてあげてください。
  • 切手・封筒・便箋の差し入れができることを伝えてあげてください。
  • 昼食が足りていないか、足りていない場合は「自弁」という制度を使えば、お弁当などを購入できることを伝えてください。
  • 昼食代として現金を差し入れできることを伝えてあげてください。
  • すでに弁護士がついている場合は、弁護士名と法律事務所名等の情報を聞いてください。(家族として、今後の流れ等を弁護士に確認することが望ましいからです。)

これらのことをあらかじめノートにまとめ、面会時に伝えることと、必要なものがあればメモを取るようにしてください。

警察官の立ち合いがある面会の注意点

会話は全て警察官に聞かれていることを意識し、誤解を招く内容は避けることが重要です。
特に、事件に関することを話さないように注意し、面会前に警察官から注意されたことを必ず守るようにしてください。

面会中に禁止されている持ち物・行為

録音機器、カメラ、携帯電話などの持ち込みは禁止されています。また、物の受け渡しもできません。ただし、面会室にはノートやボールペンの持ち込みが許可されているので、聞きたいことをノートにまとめたり、会話内容をメモすることができます。

面会強制終了になるケースとは?

規則違反や不適切な行動があった場合、面会が途中で終了することがあります。

面会後にできるフォローの仕方

面会後は家族や友人と話し合い、今後の支援体制を整えることが大切です。

面会時に必要な衣類や書籍、切手・封筒・切手などの差し入れ品や、必要な現金があれば、後日差し入れてください。
当サイトでも衣類・書籍・レターセットなどと、サイトに掲載していないタイトルの書籍や物品も差し入れ可能でございますので、お気軽にご相談ください。

弁護士面会ならここまで違う!知っておきたいメリット

24時間365日、制限なしで会える理由

弁護士は法律上、時間や回数の制限なく面会できます。

本人が就寝中であっても、わざわざ留置担当官が起こしてくれて、面会をさせてもらうことができます。

また、本人から留置担当官へ、弁護士に面会に来るように伝えてもらうこともできます。

弁護士面会中のプライバシーと安心感

立ち会いがないため、安心して本音を話せます。

取り調べの状況や、事件の真相をしっかり弁護士に打ち明けたうえで、対応いただくためです。

弁護士への伝言で気持ちを届ける方法

家族の気持ちや状況を弁護士に伝えることで、間接的に支援することができます。

家族から伝えたい事件の内容であっても、弁護士を通じて伝えることは可能です。

面会時に避けるべき具体的な会話例と心がけたい対応

避けるべき会話としては、事件の詳細、捜査情報、他人への批判などがあります。代わりに、励ましや安心感を与える言葉を意識しましょう。

家族を支えるために大切な心構え

不安や混乱の中でも、家族を支えるためには冷静さと前向きな気持ちが必要です。また、一人で抱え込まず、周囲の支援を受けることも大切です。

まとめ:不安なときは一人で悩まず、専門家に相談を

逮捕された家族への対応は、誰にとっても難しいものです。しかし、適切な知識とサポートがあれば、不安を軽減することができます。困ったときは弁護士や差し入れ代行サービスなどの専門家に相談しましょう。

さしいれやでは、刑事事件で頼りになる弁護士検索コンテンツをご用意しております。
拘留されている警察署で、近隣の法律事務を調べることができますので、ぜひご活用ください。

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