留置場で病気になったらどうする?医療対応の仕組みを解説

留置所

逮捕された家族や知人が留置場にいる場合、健康管理について心配になることは多いでしょう。特に、体調を崩したときにどのような対応がなされるのか、病院へ搬送されることはあるのかなど、不安を抱える方も少なくありません。この記事では、留置場内の医療対応について詳しく解説します。

留置場で体調を崩したらどうなる?基本的な対応とは

留置場内で体調を崩した場合、まずは留置係の警察官に体調不良を申告する必要があります。申告を受けた警察官は、軽症の場合は休息を取らせたり、必要に応じて簡単な対応を行うことが一般的です。

しかし、明らかに深刻な症状が見られる場合には、医療機関への受診が検討されることになります。特に、高熱、強い腹痛、意識障害などの症状がある場合は、迅速な対応が求められます。

留置場内の医療体制|診察はどのように行われる?

月に2回程度の定期検診とは?

多くの留置場では、医師が定期的に訪れ、留置されている人の健康状態を確認します。通常、月に2回程度の定期検診が行われることが多いですが、留置場の規模や地域によって異なる場合があります。

検診で受けられる医療サービスの内容

定期検診では、簡単な問診や基本的な健康チェックが行われます。必要に応じて処方薬が提供されることもありますが、専門的な治療が必要な場合は、外部の病院での診察が求められることもあります。

病院への搬送は可能?どんな場合に許可される?

急な病気や怪我の対応は?

留置場内で急な体調不良や怪我が発生した場合、警察官が状況を判断し、必要に応じて医師の診察を受けることになります。軽微な症状であれば、留置場内で対応されることが多いですが、症状が重い場合には病院への搬送が検討されます。

救急搬送が必要なケース

以下のような場合には、警察官が同行する、もしくは救急車を手配し、病院へ緊急搬送されることがあります。

  • 高熱が続いて意識がもうろうとしている
  • 激しい胸痛や呼吸困難がある
  • 外傷による大量出血や骨折が疑われる
  • 精神的に不安定で自傷行為の危険がある

持病がある場合の対応|薬の持ち込みはできる?

事前に伝えておくべき健康情報

留置される前に持病を抱えている場合、家族や弁護士を通じて警察に事前に伝えておくことが重要です。特に、糖尿病や高血圧、心臓病などの慢性疾患を持っている場合は、適切な対応を受けるために健康情報を明確にしておく必要があります。

医師の判断による薬の支給

原則として、留置場内に手持ちの薬は持ち込み不可です。ただし、医師の診察を受け、必要と判断された場合には、処方薬が支給されることがあります。また、家族が薬を差し入れることも一切禁止されています。

家族ができるサポート|健康管理のためにできること

差し入れできるもの・できないもの

家族として、留置されている方の健康管理をサポートするために、以下のような差し入れが可能です。

【差し入れできるもの】

  • 衛生を保つための下着類
  • 寒さなどを防ぐ衣類

【差し入れできないもの】

  • 持病などの薬
  • 食料品、飲料品
  • 使い捨てカイロ
  • コンタクトレンズ洗浄液

家族や知人が逮捕された場合、留置場での生活において健康管理の面でサポートすることはとても重要です。

まとめ|留置場での健康管理のポイントと注意点

留置場内での医療体制は限られていますが、基本的な健康管理や医療対応は行われています。病気になった場合、定期検診や医師の診察を受けることができ、緊急時には病院への搬送も可能です。ただし、持病がある場合や特別な薬が必要な場合は、事前に情報を伝えておくことが重要です。

また、家族としてできるサポートもあり、差し入れを通じて健康維持を助けることができます。留置場での健康管理について知っておくことで、万が一の際にも適切に対応できるようになります。

「さしいれや」では、留置場にいるご家族や知人の健康をサポートするために、適切な差し入れの代行を行っています。心配なことがあれば、ぜひご相談ください。

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