朝日新聞から取材を受けました
このたび「さしいれや」は、朝日新聞の記者の方から拘置所・刑務所の現状や、差し入れ制度の実態について取材を受けました。私たちが日々取り組んでいる「差し入れ」が、収容されている方やご家族にとってどのような意味を持つのか、現場の声として率直にお伝えしました。
新聞・デジタル記事として掲載されました
取材時にご提供した情報や現場の実情が、2025年7月13日の朝刊(東京版社会面トップ)およびデジタル記事として大きく掲載されました。大阪版の紙面では万博特集と重なりコンパクトな扱いとなりましたが、全国の読者の皆様に「差し入れ」を巡る現状を知っていただく貴重な機会となりました。
掲載内容
記事では、売店の閉鎖が相次ぐ現状や、指定店舗を通じてしか差し入れできない品目がある実情、また売店閉鎖に伴う影響など、多岐にわたるポイントが紹介されています。
なお、新聞記事およびデジタル記事では「さしいれや」の名称や情報提供について直接の記載はありませんが、取材協力のお礼と共に、当ブログ掲載に関する許可を朝日新聞記者様よりいただいています。
取材でお伝えした実際の現状とは
- 多くの拘置所・刑務所内売店が次々と閉鎖されていること
- 拘置所・刑務所それぞれ、施設指定の店舗からのみ差し入れできる物品があること(飲食物・寝具・日用品など)
- 一般差し入れ可能な品目として、下着や書籍、レターセット、現金などがあること
- 飲食物は施設指定の窓口や店舗経由でしか差し入れできないこと
- 映画「金子差入店」と、現実の差し入れ制度の違いについて
こうした情報が社会面の記事として取り上げられたことで、今まであまり知られてこなかった実情や現場の声が、多くの方に伝わるきっかけになったと感じています。
取材内容と「さしいれや」としての思い
「さしいれや」は、差し入れを通じて収容者とご家族・ご友人とのつながりを保ち、更生や社会復帰への一助となることを目指しています。今後も正確な情報発信と、困っている方のお役に立てる活動を続けてまいります。